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Channel: 新・kaba君の一人ゴト
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マジすかーZ対南国大将軍』番外編20【星から来た少年】Ⅱ

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  敦子たちの意識は裏球(ラズ・ベリー)星が創造される遥か昔に
  あった、そして狐の妖怪裟血弧によって奪われた王国 ヤマ・タイコオ
  に招かれた巫女なつみが見たものは 赤き魔獣ディゲーラスと無数の
  戦国武者達との凄まじい戦いの予知夢だった。
○裏球(ラズ・ベリー)暦0年
(2)なつみの雨乞い
  ブぉぉぉぉぉー
 最初宇宙には何も無くただ真っ白い世界が果てしなく広がっていた
  ババババババー
 そこに次元の扉を開いて?印の杖を持った 
 巨乳神Seiko(オルディナスあるいはディナ《ヂーナ》とも伝えられる)
 が現れ、その大きな胸から放たれた霊光(オーラ)の輝きにより 
 白き宇宙は蒼く染まった そして遠い故郷ライァ(理想郷ヴィライアン)
 より太陽よりも大きい鯨を呼び寄せ その上に天空を作り
 それを大蝦蟇(おかま)族のRe・IKKOが中央で天と地を支えて
 出来上がったのが裏球(ラズ・ベリー)であった。
タマちん「みなさんにいま見ていただいたのが 時間をさかのぼった
 我が故郷 裏球(ラズ・ベリー)の誕生の瞬間ですが、どうです感想は?」
 宇宙空間に漂いながら話す精神体(いしきたい)の4人
敦子「感想も何も、確かさっきまで喫茶店にいると思ったんだけど
 あれっでも コーヒーを飲んでる私も見えるし、一体どうなってるの」
タマちん「それは僕が1歳の時に開発した 精神移動機(エナージ・コンバーター)
 によるものです、つまりあなた方は喫茶店にいながらこの世界に精神移動
 したと言うわけです」
敦子「喫茶店にいながら、移動って・・・・×」
たかみな「あのタマちゃん、天童博士ならともかく 私達にはもう少し
 わかりやすく話してもらえるとありがたいんだけど」
敦子「そ・・みんな、バカだから」
タマちん「ではあなた方がテレビを見ているとしましょう テレビを見ながら
 頭の中は別の事を考えている事ってあるでしょ」
 うん、あるある
  と 3人
 タマちん「つまりそう言うことです」
敦子「なーる程 意識の世界ね そりゃー便利だわ まさか喫茶店にいながら
 創世記の映画を見られるなんて?」
才加「テレビでは見たことあるけど ほんとに宇宙の誕生って
 こんなんだね~え」
  天地創造の場面に感動する才加
タマちん「感動したところで次はヤマ・タイコオに飛びますよ」
敦子「ヤマ・タイコオ?」
たかみな「そんな国聴いたこと無いなぁ」
タマちん「あなた方の世界では卑弥呼が納めるはずだった王国ですよ」
才加「ぁああ、邪馬台国ね」
敦子「やまたい・・・・あっわかった、鋼鉄ジーグね
 ビルド・アーップとかやるやつね」
  そう言って 両拳を胸の前で合わせる敦子に
  ちゃう、ちゃうと首を振るみなみと才加
同・ヤマ・タイコオ 空我国
 そこには白い衣装の巫女卑弥呼が 雨乞いの儀式の支度を室乱(ムーラン)
 から来た弟子の渦女(うづめ)なつみ(17)とともに支度をしている
 最中であった
なつみ「しかし卑弥呼さま、本当にこんなんで大丈夫でしょうか?」
卑弥呼「大丈夫よ、この方法で絶対上手くいきます 自信を持ちなさい
 それとも他人に裸を見られるのが恥ずかしい?」
なつみ「いえ 自身は・・ちょっとだけ  ある それに 舞踊(ダンス)
 は多分 まっけないと・・思います」
卑弥呼「だったらよろしい、がんばりなさい」
なつみ「はいっ、ちゃんと しっかり やりたい 自分の精一杯の力を出すから
 みんなにそれを見てほしい、でももし失敗したら 許してにゃん」
 そう言って雨乞いのため 尻穴(いわど)に向かう卑弥呼となつみ
N「事の起こりは大地の守護天使をしているマーラー(ラホメル・モァ-ラ)
  が夜美(よみ)の国の禿王(ハーデ)に娘 美羅(ミレ)
   *またはロズ・マリナ
  が浚われた 事により 嘆き悲しんだ マーラが尻穴(いわど)に閉じ篭って
 しまった為 作物が育たず 困りはった者達が 王である卑弥呼の
 登場を願ったと言うわけである
タマちん「みなさん今度は、尻穴(いわど)がある猪木国に飛びますよ」
敦子、たかみな、才加「ヘイヘイ」
 ビュン
○猪木国
 そこは似本風呂例巣(ニッポ・プス)の国を追放されたジャント二オ猪木
 と言う 通りすがりの裸の武人が ハンセンやブロディーと言った鳥獣や野獣を
 倒して作り上げた 四角いジャングル国であった、そしてその奥に
 風が吹き抜ける度に《ぷぅぅぅ》と言う音と独特の匂いを発する
 カルゴ・チチ と言う技師が彫った洞窟があった。
卑弥呼「ではなつみ始めましょうか?」
なつみ「・・・でっでっでも」
 群衆(やじうま)たちは事の成り行きと、美しい巫女なつみの裸を見るため
 集まっていた遠くは栄部異(えいぶい)国からもなつみの獲得(ひきぬき)
 のために訪れていた。
 よっなつみちゃん早く脱いでぇ
 とコールする一部の人々
卑弥呼「やっぱり恥ずかしいわよね」
なつみ「そソンなんじゃないけど・・違うけど 別の手を試してみるのも
 よいと思わない」
  と言って なつみは一人芝居を始めた
なつみ「もしもし~どなたですかぁ~
 大地の守護天使をやってるマーラーさんですね?
  そうじゃが おまえは~空我国から来た巫女見習いのなつみと申しますが
 そろそろ尻穴(いわど)から出てきたもらえるとうれしいんですが~
 ~なにぃあの美人と大評判のなつみさんがいらっしゃったとな
 ~はい~うわーなつみさん噂どおりの美しい声じゃのぉ、そばで確かめたいので
  どうぞお入りください~~ありがとう」
  と言って中に入ろうとするなつみ
 ガラガラガラ、ドシーン
洞窟の中からは何かが倒れる大き音がした
なつみ「やっぱァ新喜劇(このて)は駄目かぁ・・ね、卑弥呼さん
 卑弥呼さ・・」
 みると野次馬の皆さんが一斉に転んでいた
卑弥呼「・・・・・まっいいけどね」
  (おみごと)
なつみ「しゃーないなぁでは踊ろうか」
 そう言ってなつみは 脱ぎ始めた
 いよっ待ってました なつみちゃん
おおおおおおお~おおおおおおおお
 とリゾナントのさびの如く煽る人々
なつみ「・・・では恋ダンを歌います・・・・歌います・・・・・」
卑弥呼「どうしたの?」
なつみ「あのぉ恋ダンはしばらく歌ってないので歌詞が出てこない
 ・・・・・おおおおおおお、思い出したぞ」
   と言って扇子を片手に?なつみは踊り始める
なつみ「にーんげーん、ごじゅうねーん♪」
 ・・・・・・・
なつみ「あれ違うぞ あっ今度頃こそ思いだしたぞ
 映画で見たセシルのぉよーうにいい♪、ああ これスケバンさんの歌だっけ
 ちょっと待って センターで歌った曲 センターで歌った曲
 思いだしたぁこれだあ・・・123フォーこんな気持ちになれるって
 僕はついているねえ♪これだあ、裕ちゃんに注意されたこと覚えてるし?」
  (それも違うぞ)
  クスクスクスクス
 そのとき洞窟の入り口で笑う者の手を 隠れて見ていた卑弥呼の助手の
 多力(たじから)が思い切りつかんで外に引きずり出した
  おおっマーラ様だぁ
 その瞬間何年かぶりに雨が降り注ぎ、枯れていた作物は再び実り始めた
 のだった
  バンザーィ
 人々は卑弥呼と裸のなつみを囲んで何度も何度も万歳をするのだった
敦子「いやーあめでたしめでたし、よかったよかった」
たかみな「一時はどうなるかと思ったよ」
タマちん「あのぉ言葉を返すようですが、問題はこの後起こるのです
 では5,6年ほど先に 精神移動しますよ」
敦子、才加、たかみな「えええええ、またぁ?」
 ブーブー文句を言い、精神移動をする3人

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