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Channel: 新・kaba君の一人ゴト
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『Gi-ute・ギュート海賊団の旅立ち~プロローグファイナル』後半

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   魔王ルーザァーが支配するハー・レムリアから脱出してきた
   チサとマイの物語

〇次元空間の狭間
 アイリンたちは一旦 海賊船(ふね)を次元空間の隙間に隠し、そこで
 食事を兼ねてチサたちの話を聞くことにした
 同・ナルカディア 食堂室
  テーブルには17世紀のパリを思わせるような豪華なテーブルが
  並べられていた。
チサ「うわぁ、豪華なテーブルだね、マイ姉ちゃん」
マイ「そうだねチサ、この金髪の少女の絵なんか最高だね なんか書いてあるぞ
  何々 フランス革命の英雄だって 金髪のジェニーかな?」
   ~金色の髪が、かーがぁやくぅ~ スティブンフォスター
    (ちがうぞ)
ヤジ「ジャンヌダルクと言うそうですよ,フフフ そのテーブルに
 適当に座りながら話しましょう 追っ付け料理も来ると思います」
マイ「ありがとうございます、私たちにそんなに気を使っていただいて」
チサ「実は私たちは魔王ルーザァーが支配するハー・レムリアからこの宇宙へ
  逃げてきたのでございますです。」
マイ「チッサ、普通の喋り方で良いから」
チサ「これはすみませんでしたで、ちょんまげぇりーん」
 「・・・・・・・・・・・・・・・」
アイリン「アハッ、ひょうきんな人」
カメコ「カメカメぇい(こんなんで大丈夫かめか?)」
マイ「アハハハハハ、まぁあたしたちいつも大体こんなんだから
 あまり深く考えなくて良いから」
アスタルド「で、ハー・レムリアとは何ぞな」
エルザ「そんな惑星は今まで聞いたことはありませんが」
チサ「いえ ハー・レムリアは*正規の起動上にある
 惑星(ほし)ではありません、その名が示す通り
 ルーザァーが宇宙中から誘拐した美女たちを
 集めて作った世界(くうかん)なのです」
*オルディナスが作った星や星雲
猿吉「へェエ、そりゃまた なんて羨ましい いや 恐ろしい
 ところなんでやす」
ウメ「マスターアイリ この海賊船(ふね)にある古い記録には
 神の怒りをかった魔王ルーザァーは 異空間 奇岩宮(メ・ゾナ)
 閉じ込められたとありますが」
  淡々と述べるコンピューター
マイ「それがどう言うわけか復活したらしいのです、事情は分かりませんが」
サキ「なるほど であなた方はどこから」
 ぱんだボーム「ちょっと待ったぁ、話は食事をしながらしてくんな」
  料理長のぱんだボームが助手のペリーヌとバロンを従えて
  龍刃道(ドラゴンロード)や竜炎(もえよドラゴン)などと言った
  数々の龍料理を運んで来た」
 ヤジ「おおぉ、今日は豪勢な龍(ドラゴン)料理のオンパレードだな
  流石に本場ともなると違うな」
  N『この海域(へん)の海域には昔悪さをしていた朝龍(ミョウリュウ)
   と言う巨大な龍を 通りかかった亀井仙人が「エリっ」と言う
   天然槍(ノーテンデキ)でその体を48の肉片に串出し、お醤油を付けて
   美味しくたいらげたと言う逸話があった』
猿吉「おっこりゃあ美味しそうでやす」
ちぃ「ホントだちぃ」
ペリーヌ「ドラゴンサイダーもたくさんあるで、食べてなも」
バロン「そうなも、そうなも」
 赤い龍のラベルが付いたサイダーを持って言う、ペリーヌとバロン
猿吉「うぃーい、このサイダーイケルネぇ、一体何でできているんや」
ぱんだボーム「龍が下半身の突起物から流した物だと聞いております」
チッサ「ゲッ、それって龍のおしっこでは」
 ブファーぁ
  サイダーを一斉に噴き出す猿吉
アイリン「でも、このサイダー意外と美味しいよ」
ペリーヌ「あっそっちの青ラベルの方はボーノ地方で採れた
 恋愛サイダーって言うだども、知ってますナモ」
アイリン「知ってるような、知らないような よく歌ってたような
 アハハハハハ」
ちぃ「こっちのもイケますですよ、アイリさん」
ケロッパ「ホントだ イケるでケロ」
 冬眠中だったカエル族のケロッパも 美味しいにおいにつられて
 冬眠を解いて奥から這い出してくる
 (解くなよ)
8本の足で器用に 龍串(ドラゴンエンド)と言う物騒な名前の料理を
抱えて 涎を垂らすタコのちぃ
 ジョボジョボ
(ちがうぞ)
マイ「話を続けます あたしは マイ・コンブライアンス
 妹はチサ・コンブライアンスと言って 共にコンブライアンス星の
 王位継承者でした」
アスタルド「王位継承者と言うと」
アイリン「へええ、あなたたち二人ともお姫さまだったんだ」
 (あんたもだろ)
マイ「しかし、マイが3歳 チサが2歳の時 1つ目の巨大な怪物が襲ってきて
 私とチサと 数人の侍女たちを浚っていったんです」
サキ「一つ目の怪物?それがルーザァとか言う化け物なの?」
マイ「わかりません、それがルーザ―ァの本体なのか 宇宙船なのか」
チサ「とにかく私たちはルーザ―ァが支配する ハー・レムリア37番目の
 モモチ と言う地区に放り込まれました、最初私たちは脱出計画に夢中に
 なって取り組んだの、そのための同志たちも・・あ~こりゃおいしいや
 いやこっちの肉の話アハハハ」
  豚煮那流(ブタニナレ)と言う 水聖獣の肉をがっつきながら話すチッサ
マイ「チッサそんなはしたない食べかたしないでよもーお」
チサ「言いじゃない美味しいんだから」
マイ「でもその計画を実行に移すには数十年の年月がかかりました
 そのために何人の同志が散っていった事か」
チサ「巨乳星で生まれた〔聖子〕ブリガートンの〔まりんとメラン〕
 ゼロ星の〔ルイズとサイト〕石ノ森に住んでいた〔ジョーとフランソワーズ〕
 そしてアーノルド星で暮らしていた〔シュワルツェ〕と〔ネッガー〕
 皆 私たちを逃がすために散っていったかけがえのない
 同志(なかま)たちでした」
  そう言って静かに目を閉じるチサとマイ
  パオーン ぱおーん パオオ‐ン
ヤジ「みんな外を見てみろ」
フジ・龍「ショォッカー、ショォーカー」
黒竜「ラーイシス‣ラーイシス」
 その時異空間の外では  トーォべェとと言う団長に連れられて 11種の
 色とりどりのドラゴンが 銀河(うみ)を渡って行く光景が見えた」
チッサ「うわあぁ、凄い眺めっだね、マイ姉ちゃん」
マイ「うんチッサ、きっとあれが ジョーとフランソワーズが言ってた
  石ノ森劇団だね」
サキ「今度はどの銀河で公演するんのか知らないけど、星から星へと
 永遠に渡っていくんだろうね」
アイリン「あたしうんと小さいときに,カメコと王宮で見たことあるよ」
カメコ「そうかめ、そうカめ」
ヤジ「私達もあの龍さんたちの様に宇宙を自由に旅する人になりたい」
   5人自然と円陣を組む、そしてここであの有名な掛け声が生れる
ヤジ「マイミ」
サキ「サキ」
アイリ「アイリン」
チサ「チサ」
マイ「マイ」
サキ「5人揃ってえぇえ」
ヤジ、サキ「ゴレンジャー」
アイリ、チサ「ゴレンジャー」
チサマイ「ゴレンジャー」
 ストップのポーズをとって叫ぶ5人
  (ちがうぞ)
 その時 龍を追って流れ星の大群が幾つも流れていった」
チサ「流れ星・・」
アイリン「ヒャアー」
猿吉「なっなんでやす突然、びっくりするやん」
アイリン「ごめん、つい反射的に」
ウメ「それでは一応話が終わったようなのでそろそろ船(ナルカディア)
 を発進します」
ヤジ「発進ってどこへ」
マイ「それに私たちはまだ、仲間になるとは」
ウメ「先ほどの話から察するにハー・レムリアにはまだたくさんの女性が
 捕えられているはずです、そして私たちは海賊 ならばやることは一つです」
猿吉「わかった美女たちの解放でやすな」
ウメ「そう言うことです」
チッサ「でもハー・レムリアはもっとずーと向こうの超次元の狭間にある
 空間だよ、それに場所は常に移動してるから無事に着けるかどうか」
マイ「それに無事にたどり着いてうまい事助け出したとして
 そのあとはどうするの」
ヤジ「その後、そのあとは・・あのね」
ウメ「また旅を続ければ良いんです、私たちは皆宇宙に夢と希望を抱いて 故郷を
 出てきたんじゃないですか」
ヤジ「そうだね宇宙は広い でもせめて夢だけは無限でありたいよね」
ウメ「それではマスターアイリ、掛け声をお願いします」
アイリン「ダンスは多分 まけーないと思います」
 ガタガタガタ
アントニー「おっお姫、そのギャグまだ使ってらしたのですか」
  全吉本新喜劇の様に見事に転ぶ
アイリーン「ではまずは ハー・レムリア目指してナルカディア発進」
ウメ「ヨ~ソロ~ォ」
 合図値を打つコンピューター すると『バリバリバリバリ、バリブルーン』
 とナルカディアの無限エンジンが大きな音を立てて起動する
〇はるかなる宇宙空間
 空間に上半身は美女(人間)下半身は虎 そして胴体にも女性の顔を持った
 怪人物が立体投影される
魔女梨華(まじょりか)「よくも我が艦隊を破ってくれたな、だがデジストは
 まだ 失せた訳では無い、いつの日か また会おうぞ、ほじゃ
 さらばじゃ」
  テケテケテケテケ、手けえてけテケテケ♪
  消えていく影
N『こうしてデジストによって 故郷 エンドランを追われた海賊たちは
 自分たちの無限の可能性を求めて星の海に旅だった、これからも困難な
 事が 彼女たちを待ち受けているだろう事だろう
  ・・・彼ら海賊達に幸あれ』
         完

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