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Channel: 新・kaba君の一人ゴト
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『Gi-ute・ギュート海賊団の旅立ち~プロローグ』Ⅱ

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  その翌日からアイリーンは夕陽ケ丘に、よく出かけるようになっていた。
3海賊船ナル・カディア
〇エンドランの首都 ウエンダー城 天球の魔 朝6時50分あさ
  長いテーブルを挟んで 王 (アスタルド ) と 王妃 (エルザ ) が朝食をとっていた
アスタルド「うむ 今日の 馬鹿 (ばか ) 肉(ケイメールの砂漠地帯を駆け回る鹿獣)
  はなかなかおいしいぞよ、ホッホッホ」
エルザ「王 今日はジルーシア王家の食事会に招かれているんですから、くれぐれも
  発言には注意してください」
アスタルド「分かっておる 分かっておる、そんなことより あの子は
  また何処かに出かけた様だが」
エルザ「それが 最近良い友達が出来た見たいですよ」
アスタルド「なっ何ぃ 友達だと そいつはどんな男じゃ
  わしはまだ 結婚など 許さんぞ」
  体をプルプル震わせながら 拳を握り締めながら言うアスタルド王
エルザ「何を馬鹿なことを言ってるんです アイリーンはまだ6つですよ
  それにその友達はどうやら女性みたいですよ」
アスタルド「おおっ それは確かか」
エルザ「いえっ 今のところ私の勘ですけど」
アスタルド「・・勘で物を言うなあ」
エルザ「はいはい、もう出かけますから 続きは 天馬 (ばしゃ ) の中ででも
 聞きますから」
 そう言って王を強引に外に連れて行く
アスタルド「でっでは行って来るから もしアイリーンが帰って来たら
 遊ばせてばかりいないで 勉強をさせるんだぞ アントニー」
アントニー「はい 王 (だんな ) 様」
  屋敷の外にはエンドランのぺガス山脈を住処にしている  天馬 (ベガス )
  が 操縦士 (クルー ) のダバ(57)が待機していた
アスタルド「それじゃー諸君行って来るぞえ」
ダバ「それ行くぞ 飛べィみーにゃん
  ヒヒ~ン
  ダバが手綱を引くと、天馬のみーにゃんが羽をゆっくりと羽ばたかせ
 大空に舞い上がっていった
  行ってらっしゃいご主人様
  見送る家来たち
〇夕陽ケ丘 死人沼に続く道  
  アイリーンと 騎士 (カイザーク ) は いつものように 夕陽ケ丘にある 
  オルディナスの塔の前で待ち合わせた後、カイザークの案内で
  秘密の隠れ家に向かっていた
  ギエーェ ギェーェ ニョロりん ニョロりん
  沼の付近にはグロデスクな体を持つカエル・ウナギや頭が4つもある
  不死鳥・あっちゃん・ルーが 空や地面を這い回っていた
アイリーン「あっまた見つけちゃった、この辺はおかしな生き物が
 いっぱいいるんだねぇ おねえちゃん」
カイザーク「そ・だね、でもこれでも昔より 随分へったんだよ」
アイリーン「おねえちゃん、昔のこと知ってるの?」
カイザーク「どうかな お姉ちゃんは今までいろいろな 世界 (ところ ) 旅してたから
  ここも初めてじゃあないんだ」
アイリーン「ふーん そうなんだ」
  そんな話をしながら歩いていると、2人の目の前の沼の奥に
  古い海賊船のようなものが見えてきた
アイリーン「沼の中に何か見えるけど、あれなあに(?_?)」
カイザーク「あれかっ あれは私たちを希望へと導く 海賊船 (ふね) 、 我が青春のナル・カディア号さ」
  (ハーロックか?)
アイリーン「えっ ナル・カディぁってなあに(つд⊂)」
  聞き返すアイリーン

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