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Channel: 新・kaba君の一人ゴト
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SFストーリー『お貝ちゃん、都会に行く』第三章〔ま~ゆ・ネーダー〕Ⅱ

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(3)ま~ゆ・ネーダー
〇地獄森の手前の道 夜7時30分
 ゴーォォオオオオオオ
 彼方から渦を巻いた眩い光が 京にある地獄森の近くに
 降り立った
 バババババババババー
 光が収まると、裸体の女性がゆっくりと立ち上がる
ネーダー「ここは 地球か」
 ヒヒ~ン、パッカパッカパッカパッカぱっか
 丁度そこに近くを見回り中だった役人が、騒ぎを聞きつけてやってくる
八吾朗「お銀お嬢さんの どうやらこっちみたいですぜ?」
「お銀「流れ星でも落ちたのかなぁ」
 その時 向こうから裸の女性が歩いてくる
 (バンザーィ、まゆゆの ヘア・ヌードだぁ)
八吾朗「おい姉ちゃん、この辺に何か落ちてこなかったか」
ネ~ダー「別にぃ」
 (ちょっと古いぞ)
八吾朗「おっかしいなあ、この辺に落ちたと思ったんだけどなあ
 娘さん 邪魔したね、、、ととっっとそれからいくら陽気だからって
 着るものくらい着ろよ」
ネ~ダー「おまえのその服気に入った、モラウ」
 お銀の袖を憑かんで言う、ネ~ダー
八吾朗「おいっ、お嬢さんから手を放せ」
ネ~ダー「邪魔をするな~~~ぁあああ」
 スポーン
八吾朗「うぎゃあああああ」
 ま~ゆ・ネーダーの一撃で八吾朗の首は胴体を離れ
 夜の町ぃ~にガォ~オ、と 飛んでいき、首を失った胴体は
 湯水のように血を噴出しながらゆっくりと倒れる
お銀「きゃあーきゃあああ」
ネ~ダー「こいつはもらう・・わよ」
 ダダーン
お銀「ゥえ~いぁあ ほぇやぁあ、ウェ(リゾナント・ブルーの感じで)
 胴体を右腕で貫かれ、絶命するお銀
ネ~ダー「このへんな乗り物も、貰っていく」
 ヒヒヒ~ン
 地元の百姓が 枝に繋いでおいた 白馬に乗って走るま~ゆ
 パッカパッカパッカパッカ、
 やがて土蜘蛛、たちが集う 勢虎せいこと言う坂場が見えてきて
 その中に入っていくま~ゆ
N『その当時 政府は源頼光の政治に反発する土蜘蛛と呼ばれる
 者たちに悩まされていた、彼らは京の片隅にある  勢虎せいこと言う
 酒場を 定宿としていたのだった』
(4)土蜘蛛全滅
〇京都の片隅に在る 酒屋、 勢虎せいこ
 店内には陽気な音楽がかかっていた(メロディーだけ)
 ちゃららーらー、ららら ららららららー♪(千本桜の節で)
千秋「いらっしゃいませ、何だあんた 見慣れない御用聞きだねえ」
 中からは土蜘蛛たちの相手をしている千秋とか、言う定あばずれの定員が
 ぶっきらぼうにそう言う
ネ~ダー「きさま この辺にお貝ちゃんとかちっさとか呼ばれてる奴、いるか」
 無表情で返すま~ゆ
千秋「だから 訊ねてるのはこっちだって言ってるだろが、舐めんじゃあ・・」
 左手一本で 千秋を吊り上げるま~ゆ
ネ~ダ「いるのかいないのか」
千秋「いっいっ、いません」
ネ~ダー「・そうか」
 バーン
 ジョバジョバジョバー
 ネ~ダーが手を離したため、地面に落下する千秋
千秋「泡ぁ・ワワワワワ」
 下半身から水が漏れる
娯依門ごえもん「てめえ、役人じゃあねえな、一体何者だぁ」
慈幻じげん「ここは俺達土蜘蛛たちの たまり場だってことを
 知らないわけでもあるまい」
不死弧ふじこ「おいっあんた何とか言ったらどうなんだい」
千秋「みんな構うことねぇさ、やっちまいな」
 タターぁ
 ま~ゆ・ネーダーに向かって日本刀を取り出し向かっていく千秋
千秋「よくもやってくれたな、おかげでしょうべん もらしちゃったじゃねーか」
 ポッキーン
 だが刀はま~ゆを貫く こともなく、真っ二つに折れる
千秋「なっなんでだぁ、あんたほんとに人間・・」
 シュバーン
 ネ~ダーの手刀が千秋の体をぶちぬく
千秋「ウゲッっ」
 ドバー
 血反吐を吐いて、そのまま絶命する千秋
慈幻じげん「てってめぇ、ばらしやがった」
不死弧ふじこ「どうやら お仕置きが必用な用ね」
勢虎せいこ「まちなぁ」
 その時 黒髪を巻いた チャイナドレスの美女が、その間話に割ってくる
娯依門ごえもん「ぼっボス」
不死弧ふじこ「おかしら」
 (ルパン三世じゃなかったのね?)
勢虎せいこ「その女の始末はあたいが、付けさせてもらうよ
 そう言ってま~ゆ・ネーダーと 激しく睨みあう 勢虎せいこ
不死弧ふじこ「お頭が出てきたからには 恐ろしいことに
 なるよ、ふっふっふっフッフッフッフッフッフ」
ネ~ダー「にっ」
 ピーン
勢虎せいこ「ふぎゃあああああああ」
 ドバーン
 ニヤッと笑うと、デコピン一発で 境の壁ごと吹っ飛ぶ 勢虎せいこ
勢虎せいこ「ヘロヘロヘロ」
「 怒座獲文ドザえもん「なっ、なんと」
坐糞虞流ザブングル「お頭をたったデコピン一発で伸しちまいやがった。」
ネ~ダー「その洋服,気に入った、もらう」
 失神した 勢虎せいこに詰め寄り、その服を引っぺがし(ひっぱがし)
 両足を挙げ?オムツを吐かせて立去ろうとする ま~ゆ
   (なんのこっちゃ?)
慈幻じげん「てってめぇ、ふざけやがってえ」
不死弧ふじこ「あたいらの島を荒らしといて」
坐糞虞流ザブングル「このまま無事に帰れると思ってやがるのか」
慈幻じげん「死にやがれィ」
 ダダダダダダダぁ、ダダダダダダダ ダダ
 南蛮から伝わった連発銃をぶっぱなつ 慈幻じげん、一面白煙に包まれる
不死弧ふじこ「どうだじげん、やったか?」
慈幻じげん「やったかだって当たりまえじゃねーか、これだけぶちこみゃあ
 並みの人間なら 木っ端微塵・・・」
 だが白煙が晴れたその向こうには無傷の ま~ゆ・ネーダーが裸でたっていた
不死弧ふじこ「いっ生きてるのか?」
慈幻じげん「・・・まさかっ、そんな」
ネーダー「うっふ~ん」
 白煙の中から出てきたま~ゆ、振り返り お尻をみせる
不死弧ふじこ「・・何の真似だ」
娯依門ごえもん「ここでストリップでも、はじめるつもりか?」
 「はっはっはっは、こりゃあいいや」
 そう言って笑う土蜘蛛たち
 ドキューン ド℃-ute ンド℃-ute ン、バババババババババァ
 お尻からレーザー光線を発射する ネ~ダー
 うわあああああああ、ぎゃあああああああ
 ドカーン ボカーン ズバババーン
 酒屋が粉々に吹き飛び その中からま~ゆ・ネーダーが無表情で出てくる
 「うっうっ うわああ、きゃあああ」
 その光景を偶然見ていた浮浪者が、大慌てで逃げていく
 ヒヒ~ン
 酒屋の前に止めてあった、白馬にまたがり、去って行く ま~ゆ・ネーダー
坐糞虞流ザブングル「くっ悔しいです」
 瓦礫の中から 坐糞虞流ザブングルが起き上がり、一発ギャグをやって
 倒れる。
N『かつて幕府や源頼光を敵に回しさんざん苦しめた土蜘蛛たちは
 謎の 人造人間ヒューマノイドま~ゆ・ネーダーによって
 一瞬にして全滅したのであった。』

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