(1)仲間達
同・整備室
そこにはたくさんの整備士達が、戦闘機などのメカを修理していた
ともみ「ここはASKが使用するエリカ1号機や2号機それに水陸を走れる万能自動車
エリカ・モグランなどの修理や保全を行う所よ」
みなみ「すっ、凄い」
優子「色んなメカがあるね」
感想を述べる2人に、サングラスをかけた中年の男性が近づいてくる
山寺「へーえ、これが今度入った新人さん
ともみ「2人共、こちらがここの整備主任を
している山寺総一さんよ、まあ彼の事はあんまり覚えなくても良いけど」
そっけなく言うともみ
山寺「ともちゃん、そりゃーないよ」
少しオーバー気味に、リアクションする山寺
ともみ「と、言うのはもちろん冗談だけどさ」
『ホっ』っと、胸を撫で下ろす山寺
みなみ、優子「よっ、ヨロシクお願いしまーす」
お辞儀をする二人
山寺 「元気が良いねえ、若い者はやっぱ元
気がなくっちゃな まあその内コーヒーでも奢ってやるから」
煙草をふかしながら休憩室の方に向かう山寺、ともみは
二人を連れてエレベータを降りる、そこには3つの地下空間がある。
〇地下空間01訓練室
怪獣や異常気象を、想定して作られた体験型施設
ともみ「この部屋は怪獣や災害など、あらゆる事を想定して
作られた実験なの
2人には当分ここで訓練してもらうことになるから覚悟しといてね」
みなみ「わおー、これ3D空間になっているんだ」
優子「いろいろなパターンがあるよ」
ともみの話を無視して、空間をチェンジして遊ぶ二人
ともみ「もーう、2人とも少しは真面目にやりなさい」
みなみ、優子「はい、しー(すい)ません」
同・02食堂
入口のドアに3面の女神の顔、中は一七世紀風の装飾が施してある
ともみ「この〔アフロディナ〕は私たちASKの食堂なの、昔はこの場所に有名な喫茶
店があったあなたらしいんだけど」
みなみ「へえ、そうなんだ」
優子「アフロディナって、確かデルクラル神話に出てくる女神の
名前だよねえ」
ともみ「ふーん、あんた良く知ってるわね」
みなみ「この子、こんな事にはやたら詳しいの」
優子「エへへへへ」
みなみの説明に納得するともみ
隅の席では見かけない、おじいさんがお酒を飲んでいた
ビーナ「玄四郎さま、少し飲みすぎですよ」
ヒューマノイドのビーナが静止する
玄四郎「うるせぃもっと飲ませやがれバーロ
わしはその昔7人の勇者たちと・・・」
ボヤキながら酔い潰れる立花玄四郎(69)
とも「ちっ、あのおじいさんまた来てる」
みなみ「誰あの人、ここの関係者」
ともみ「違うわよ あの人はここが喫茶店だった頃の常連客だったらしいんだ
けど毎日この時間にここへ来ては酔っ払ってはクダを撒いて帰る厄介な爺
さんなの、昔よほど嫌なことがあったそうなんだけど 私達に
はそのことは話してくれないのよ」
みなみ「ふーん、いろいろ大変なんだね、所で誰が食事作っているの
見たところコックさんとかいない見たいだけど」
優子「そうだよね」
ともみ「あらっ、二人ともにさっきビーナさんに会わなかった」
みなみ「ビーナってまさかあのアンドロイド」
ともみ「そうよ、ビーナR4には世界中の料理のメニューがインプットされ
ているの、だからいつも昼食が楽しみなんだ」
みなみ「・なるほど」
優子 「私、何注文しようかな」
メニューに目を通し、顔を輝かせる2人
ともみ「それはまた今度ね、今は仕事中です」
みなみ「ねえ、カラオケもあるよ、何か歌う」
ともみ「はいはい、あなた達の歓迎会は後で
考えてあげるから今は仕事して頂戴」
手を叩いて、静止するともみ
みなみ、優子「残念」
当てが外れるが外れる二人
そこにはたくさんの整備士達が、戦闘機などのメカを修理していた
ともみ「ここはASKが使用するエリカ1号機や2号機それに水陸を走れる万能自動車
エリカ・モグランなどの修理や保全を行う所よ」
みなみ「すっ、凄い」
優子「色んなメカがあるね」
感想を述べる2人に、サングラスをかけた中年の男性が近づいてくる
山寺「へーえ、これが今度入った新人さん
ともみ「2人共、こちらがここの整備主任を
している山寺総一さんよ、まあ彼の事はあんまり覚えなくても良いけど」
そっけなく言うともみ
山寺「ともちゃん、そりゃーないよ」
少しオーバー気味に、リアクションする山寺
ともみ「と、言うのはもちろん冗談だけどさ」
『ホっ』っと、胸を撫で下ろす山寺
みなみ、優子「よっ、ヨロシクお願いしまーす」
お辞儀をする二人
山寺 「元気が良いねえ、若い者はやっぱ元
気がなくっちゃな まあその内コーヒーでも奢ってやるから」
煙草をふかしながら休憩室の方に向かう山寺、ともみは
二人を連れてエレベータを降りる、そこには3つの地下空間がある。
〇地下空間01訓練室
怪獣や異常気象を、想定して作られた体験型施設
ともみ「この部屋は怪獣や災害など、あらゆる事を想定して
作られた実験なの
2人には当分ここで訓練してもらうことになるから覚悟しといてね」
みなみ「わおー、これ3D空間になっているんだ」
優子「いろいろなパターンがあるよ」
ともみの話を無視して、空間をチェンジして遊ぶ二人
ともみ「もーう、2人とも少しは真面目にやりなさい」
みなみ、優子「はい、しー(すい)ません」
同・02食堂
入口のドアに3面の女神の顔、中は一七世紀風の装飾が施してある
ともみ「この〔アフロディナ〕は私たちASKの食堂なの、昔はこの場所に有名な喫茶
店があったあなたらしいんだけど」
みなみ「へえ、そうなんだ」
優子「アフロディナって、確かデルクラル神話に出てくる女神の
名前だよねえ」
ともみ「ふーん、あんた良く知ってるわね」
みなみ「この子、こんな事にはやたら詳しいの」
優子「エへへへへ」
みなみの説明に納得するともみ
隅の席では見かけない、おじいさんがお酒を飲んでいた
ビーナ「玄四郎さま、少し飲みすぎですよ」
ヒューマノイドのビーナが静止する
玄四郎「うるせぃもっと飲ませやがれバーロ
わしはその昔7人の勇者たちと・・・」
ボヤキながら酔い潰れる立花玄四郎(69)
とも「ちっ、あのおじいさんまた来てる」
みなみ「誰あの人、ここの関係者」
ともみ「違うわよ あの人はここが喫茶店だった頃の常連客だったらしいんだ
けど毎日この時間にここへ来ては酔っ払ってはクダを撒いて帰る厄介な爺
さんなの、昔よほど嫌なことがあったそうなんだけど 私達に
はそのことは話してくれないのよ」
みなみ「ふーん、いろいろ大変なんだね、所で誰が食事作っているの
見たところコックさんとかいない見たいだけど」
優子「そうだよね」
ともみ「あらっ、二人ともにさっきビーナさんに会わなかった」
みなみ「ビーナってまさかあのアンドロイド」
ともみ「そうよ、ビーナR4には世界中の料理のメニューがインプットされ
ているの、だからいつも昼食が楽しみなんだ」
みなみ「・なるほど」
優子 「私、何注文しようかな」
メニューに目を通し、顔を輝かせる2人
ともみ「それはまた今度ね、今は仕事中です」
みなみ「ねえ、カラオケもあるよ、何か歌う」
ともみ「はいはい、あなた達の歓迎会は後で
考えてあげるから今は仕事して頂戴」
手を叩いて、静止するともみ
みなみ、優子「残念」
当てが外れるが外れる二人